ニュースなんて知らなくても困らない。でも・・・

いい歳してニュースが全くわからない
ニュースの話題になると「ふってこないで」と願ってしまう
このニュースの何が問題なのかさっぱりわからない
子供にニュースのことを聞かれても答えられない
アベノミクスが何なのかサッパリわからない
ニュースを知らない自分がカッコ悪く思えてしまう

おそらくこのページを見に来たあなたは、大なり小なりニュースに興味があるのだと思います。「ニュースなんて知らなくても困らない。知ったところで何かを変えられるわけでもない。でも…」

でも、ニュースがわかるようになりたい。

私もそうでした。ニュースなんか何の役に立つの、知らなくてもいいでしょ。そう思いながら、もう1つ、別の声が私にささやくのです。「でも、本当はわかるようになりたい」

基本的なことでいいからニュースがわかるようになりたい。社会人として話題になっているニュースくらいは知っておきたい。上司や同僚・後輩にニュースを知っているところを見せたい。子供にニュースの説明をしてあげたい。なにより、

ニュースに詳しくなったらカッコいい!

私がニュースの勉強を始めたのは、40歳を過ぎてからです。今更勉強したって、という思いはありました。同時に、今始めなければこの先ずっと思いを引きずることも理解していました。

It’s never too late────遅すぎるなんてことはない。

なに1つ知らない状態からニュースの勉強を始めた私ですが、現在はニュース時事能力検定で最難関の1級に3連続合格中です。会社では知る人ぞ知るニュース通に、子供にも「パパすごい!」と言われるようになりました。あのとき、自分をあきらめずに本当に良かったと思っています。

今度はあなたのお手伝いをさせてください。今日の小さな一歩が、大きな飛躍につながりますように!

ニュースの疑問~何から手をつければいいの?

私が最初に手を付けたのは新聞を取ることでした。

年配の方に「ニュースを知りたいなら新聞を読め。読んでいるうちにわかるようになるから」と言われ、なるほど確かにそうかもしれないと試してみることにしました。新聞を読んで半年、日本で、世界で、どんなことが起こっているのか。それを知ることはできました。しかし、ニュースの意味は理解できないままでした。

新聞はニュースを「知る」には良いのですが、「理解する」には向かないのです。

知識という土台がないと、自分の中にニュースが積もっていきません。結果、毎日がんばって新聞を読んでも、ニュースがいまいちワカラナイままとなります。ニュースの勉強といえば真っ先に新聞が浮かびますが、知識ゼロからスタートするにはハードルが高いように思います。

「はじめの一歩」オススメは読書!

ニュースの勉強を始める最初の一歩はずばり、読書がオススメです。

読書の良いところは物事を一本線で理解できること。点でバラバラになっている知識を線でつなげる効果もあります。知識ゼロから始めるのにオススメなのは、なるべく軽く読めて、しかも面白い本。そして、情報がたっぷり詰まった立派な入門書より、不足があってもわかりやすい入門書が理想です。

以上を満たした「入門書」として私がオススメするのは次の2冊です。

世界のニュースなんてテレビだけでわかるか!ボケ!!

作者はさくら剛さん。知識ゼロからニュースを知りたいという方に、いつもオススメしています。ブログ風の文章で、普段読書をしない人でも読みやすいと思います。

最大の特徴は説明のわかりやすさ。リーマンショックをアイドルと握手券の関係に、パレスチナ問題は原因となるイギリスを3股男に例えるなど、難しそうなニュースを親しみやすい話で解説してくれます。

また、ギリシャ危機やクリミア問題、iPS細胞にビットコインなど、今につながる重要ニュースが取り上げられており、内容に古さを感じさせません。最新のニュースが理解できないのは、発端となった出来事がわからないから。そこを補うのが本書です。読後、目に入るニュースが以前と全く違う色で見えることでしょう。

 

知らないと恥をかく世界の大問題シリーズ

ニュースと言えばこの人。ご存知、池上彰さんの人気シリーズです。お馴染みの名調子が頭の中で再生されます。

池上さんは不思議な本を書きます。まず、ニュースの話なのに面白いこと。物語を読むように、先へ先へとページが進みます。そしてもう1つ。読んだあとにニュースがわかった気になれること。以前、この本を読んだあと「ニュースはもう完璧!」といきなりニュース検定1級に挑戦し、見事に砕け散った男がいました。…はい、私のことです。

 

読書をしてる人

まとめ

ニュースの勉強は、本→新聞の順番がオススメ!

中学生の時、旅行で京都に行きました。東寺、嵐山、金閣寺…「ここが有名な○○かあ」。しかし、それ以上の感動はありませんでした。

よく知らなかったからピンと来なかったんですね。今から考えるともったいなと思います。知っているから楽しめる、価値がわかるし感動できる。この時の旅行で一番感動できたのは、石碑がポツンと立つだけの旧本能寺跡でした。

ニュースも同じだと思います。新聞やTVで重要なニュースが報道されても、知らないとピンと来ません。なにか大変なことが起こっていることは理解できても、重要さがイマイチ伝わってこないのです。知識があれば「あ、あのニュースだ!」となります。基本のキの字がわかれば十分。それだけで日々のニュースが血となり肉となることでしょう。

本を先に読むのは、旅行でいえば下調べです。知ることで旅が何倍も楽しめます。オススメの2冊以外でも構いません。興味のある分野の本を読んでから、ニュースに触れてみてください。きっとニュースが楽しめると思います。

次回は「ニュース検定を受けてみよう!」です。