2019年6月ニュース検定体験記

ニュース検定1級体験記 ~6月23日・午前~

朝7時に起床。

出張疲れのおかげ!?もあり、ぐっすりと眠れました。朝は奥さんが気を利かせてくれて、勝負に勝つのカツ丼でした。9時半、検定中ずっと噛めるように長持ちするタイプのガムと、牽制用の本(詳しくは6月22日のブログ参照)としてモンテスキューの「法の精神」を持って出発。奥さんからは「周りの目を気にするなら英字新聞でも持っていけば?」と言われたのですが、ちょっとカッコつけすぎかなと思いやめておきました。どうせ読めないですし。

検定開始時刻の3時間半も前に出発したのは、

(1)10時~、お気に入りの喫茶店で優雅に過ごす
(2)11時半~12時半昼食
(3)15分前に会場入り、モンテスキューで周囲を牽制

以上のような予定を立てていたので問題ないという判断でした。

が。

喫茶店で1時間半というのは無謀でした。ちびちび飲んでいたコーヒーも30分くらいでなくなり、10時40分に退店。おかわりなしの喫茶店で一杯500円のコーヒーを2杯、3杯も飲めるほどお金持ちではありません。検定前に優雅にコーヒー飲んでる自分カッコいい、という妄想ばかり先走ってました。

とはいえ近くには大きな本屋もあり、適当に見ているうちに11時半になったので予定のパスタ屋へGO。の、ハズだったのですが、なんと人気のラーメン屋が奇跡的に空いているではないですか!ということで予定変更、昼はラーメンとなりました。お味の方は…普通でした。がっくり。

15分前、いよいよ会場入りです。

ニュース検定1級体験記 ~6月23日・午後~

15分前に会場到着。

中を見てすぐに「おっ」と思ったのは受験者の数。私の受けた会場だけかもしれませんが、去年の倍くらいになっていました。1級の受験者も増えており、ニュース検定への関心の高さがうかがえます。

さて、席に座り予定通り「法の精神」を読み始めたのですが…

んん、誰も見てない?
見てないですねェ。

皆さん、テキストやノートを広げて自分の世界に入ってらっしゃいますねェ。試験官の方すら見向きもしてくれませんねェ。。。私はそっと本を閉じました。

13時。注意事項の読み上げが始まり試験モードに突入。1級受験者は身分証明書が必要だということをすっかり忘れていて少し焦りました。免許その他、なんでも財布に突っ込むタイプで良かったです。

13時10分、試験開始。まずは予定通り筆記問題から。大丈夫、問題なし。が、戻って問1~問10までの何問か、序盤から手こずり「前回より難しいかも」と思いました。初めてニュース検定を受けたときは同じように序盤で引っかかり、頭が真っ白になってしまいましたが今回は大丈夫。あわてず時間を使って解くと、あとは比較的テンポよく最後まで解き終えることができました。

印象に残ったのは2つ。まずは問5・6の憲法絡みの問題、これは憲法の条文に目を通したことがないと解きづらい問題だと思います。どの選択肢も「ありそう」と思わせるところがまた憎いところ。次に問13・22・34、全く聞いたことがない単語が出てきて苦戦しましたこういった出題もあるのは想定の範囲内で、私の中では間違えても構わない「捨て問題」ではあるのですが、やぱり正解したいので(笑)消去法で足掻いてみました。自己採点では3問中2問正解でしたが、正式発表ではどうなっているでしょうか。

ラスト5分。マークのズレがないか最後の確認をして14時終了。「合格はしてるはず」というのが最初の感想。去年を上回る成績だという感触もありました。今回も勉強方針は間違っていなかったと思っています。

ところで最後のアンケートの時間、1分は短すぎると思うのは私だけでしょうか。さすがに3回目なので試験の終わりの時間からチェックを始め、答案用紙の回収までに終わらせましたが、せめて5分は欲しいですよね。

自己採点では92点。少なくとも8割後半は取れているはず、というのが当初の感想でした。この自信が後に粉々に砕かれることになるのですが…

こっそり2級も受けてみた ~6月23日・午後~

喫茶店で同じ人が2度来るというのは珍しいことなのかどうか、14:20頃、店員さんに「んん?」という顔をされたあと、私は3時間ほど前に訪れた喫茶店で本日2度目のティータイムを満喫していました。

ブログでは言及しませんでしたが、実は1級と同時に2級の申し込みもしていました。ニュース検定はいきなり1級から受けたので、2級を受けるのは今回が初めてになります。

1級の勉強で精一杯だったので、2級用の勉強はしていませんでした。まあ、1級の勉強をしていれば自然と2級に合格する力はつくだろう、くらいに考えていました。余裕です。

 

 

…すみません、本当は1級の勉強中に2級の問題を3周しているので「2級の勉強を同時にしていた」が正解です。過去の合格率から問題集中心の勉強で9割以上取れていれば合格できるという計算でした。

 

 

さて、難しそうな本を読んでいるところを見せての「コイツできるぞアピール」は、先程の試験で通用しないと学んだので、今度は検定開始3分前に入室して「余裕があるからギリギリに来たよアピール」をしたのですが、誰も見てくれませんでした。もう小細工は通用しないとわかったので、次回からは素直に受けます。

1級の時と同じ説明を聞いたあと、15:10に検定開始。

誰よりも早く次のページをめくって「できるぞアピールその2」をする予定だったのですが、問3、問4で引っかかり「ぺらり」という音を逆に聞かされるハメに。私の「ぺらり」は割と最後の方でした。

その後はサクサク進み、問20以外は特に引っかかるところもなく残り20分前に終了。感想は、

・基本的には問題集からの出題が多い
・テキストの「2級合格へここもチェック」は出題率が高い

の、2点でした。※あくまで私の感覚であり精査した訳ではありません

ほぼ1日掛かりの試験もこれで終了。2級はずっと受けてみたかったので、今回受験できてよかったです。合格したら今度は「ニュース検定2級攻略」でもUPしてみようかな?

ニュース検定1級・2級結果

「9割はいく」

自信満々で正解発表当日を迎えたはずでした。結果、84点。

合格圏ではあるけど微妙、良くも悪くもなく微妙。自己採点で「合っているだろう」と特に確認しなかった問題で間違いが多く、途中は落ちるのではないかと背筋が氷りました。問1~12で5問も間違えていましたから、本当にドキドキしました。

2級の結果は94点でした。試験終了直後は「1級と2級で点数あまり変わらないかも」と思っていましたが、1級については大幅な下方修正となりました。

ニュース検定1級結果・課題と改善点

間違えた問題を見返すと2つの共通点が浮かびました。1つは覚え方が曖昧な点を突かれたこと、もう1つは効率よく覚えすぎたことです。例えば両方出たのが問5で、当時のゴルバチョフが大統領か書記長かは覚えておらず、「ブッシュ(父)」「ゴルバチョフ」という単語だけでパッと解答しています。問12などもそうです。FFRという略称はテキストに出ていないので覚えていない、日米貿易協議と来たら=TAG、と効率よく覚えたことが仇になっています。

ニュース検定1級も3回目、ある程度自分の中でパターンができて効率もよくなった分、広さがなくなったと感じました。攻略法という意味ではこのやり方で合格圏に達することを今回も証明できましたが、目標である9割を取るには一工夫必要になりそうです。

合格発表!結果は…?

1級、2級共に合格していました。

配点は1~40問=2点、41~44問=3点、45問=8点(1級)。配点の発表はおそらく初めてではないでしょうか。大きく分けると通常問題で80点、筆記問題で20点、筆記の20点はしっかりと準備すれば取れるので確実な得点源になります。

当ブログで毎日の勉強を公開してきましたが、公式テキスト+公式問題集+ニュースチェック(今月の主なニュース参照)で、合格圏である8割台を取ることができました。次は安定合格圏である9割を取るためにどのようなことに取り組めばよいのか、今回の問題を分析しながら考えていきます。

2019年6月ニュース検定1級問題分析

2~5月のニュース

出題数は7問、(4)(12)(29)(33)(35)(37)(38)。

新しいニュースの中身を聞かれるのではなく、選択肢の1つとして登場します。細かい部分を問われる選択肢ではないので、新聞の見出しと前文をチェックしていれば十分対応できると思います。

憲法の問題

出題数は3問、(5)(6)(7)。

(5)は憲法の条文を知らないと解きづらいかもしれません。1級レベルならある程度は憲法を把握しておくべきということでしょうか。細かい所を聞かれる問題は捨てるのも1つの選択ではあります。(6)は引っ掛け問題ですが、某議員の「俺は国会議員だから不逮捕特権があるんだ」という発言を上手く取り上げた良問だと思いました。

テキスト外の問題

出題数は3問、(13)(22)(34)。

公式テキストでは触れられていなかった問題です。「経理書類インボイスの導入」「フレックス制度の拡充」「循環型社会形成推進基本法の3Rの優先度」など、全くわかりませんでした。ただ、単語がわからなくても「消去法」で他の選択肢を丁寧にみれば解けるようにはなっています

この手の問題は必ずあり、満点を目指すのでなければ無理に対策をする必要はないのでは、と考えているのですが、どうでしょうか。

2級合格へここもチェック!からの出題

出題数は2問、(10)(26)。

意外と少ないと思ったのが、公式テキスト「2級合格へここもチェック!」からの出題です。2級~、とある割には、1級でよく出るイメージだったので結果は意外でした。それとも今回はたまたま少なかっただけ?ちなみに2級の問題ではよく出てきました。

全体の構成

読解・活用問題は3問1セットのみ。公式問題集そのままの問題ではありませんでした。筆記は5問で変わらず、こちらは公式問題集からそのまま出ています。と言っても、約40問ある模擬問題を完璧にしておく必要はありますが。残りの37問はどこかで見たような問題が多く準2級や2級の模擬問題の、選択肢と正解を変えて出しているようでした。全てを確認したわけではないですが「そのまま」という問題はなかったと思います。

次回の1級検定に向けて

公式問題集は少し格上げ。準2・2級の問題はテキストのチェック用で9割正解していれば問題なし、という認識でしたが、正解以外の選択肢について、なぜ違うのかをしっかりと把握する必要があると感じました。具体的には1つ1つの選択肢について「○○だからこれは違う」と正確に言えるようになることです。

今回の分析結果を踏まえ、1級対策のページもより進化させていきます。安定の9割合格を目指して、一緒にがんばりましょう!

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