嵐が丘読了
「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ/河島 弘美 訳)を読み終えました。
傑作です。ただし、控え目に言って。しばらくは他の小説を読まずに控え余韻に浸りたい気分です。巻末によると彼女が残した小説は「嵐が丘」のみ。30歳という若さで早世した作者エミリー・ブロンテの全てが注がれた作品であるように私には感じられました。
河島弘美さんの訳の良さも光ります。姉であるシャーロット・ブロンテの「ジェイン・エア」(ジェーン・エア)の訳の美しさに惹かれて、数ある翻訳の中から今回も河島弘美さんのものを選びましたが大正解でした。翻訳本にありがちな読みにくさが全くなく、物語に集中できました。
この感動を分かち、語り合いたい!そう思わされる作品です。当ブログを読んで興味を持った方がいらっしゃいましたら是非、手にとって見てください。