本と読解力の関係
世界79カ国・地域の15歳を対象に行われた国際学力調査で、日本は読解力の順位が15位と前回の8位から急落したという報道がありました。本や新聞を読まない子が増えたのが原因ではないか、という意見を目にしましたが、これはどうなのでしょう。
私は比較的本を読む子供だったと思いますし、国語の成績も良かったのですが、それが本のおかげだったかはよくわかりません。分野は違いますが、数学の文章問題など読む前からギブアップだったので読解力は低かったのではないかと自分では思っています。
今回の学力調査で低かったのは、文章から必要な情報を探したり、情報の真偽を問われたりする問題だったそうで「ニュース検定に出てくる問題と似ているな」と思いました。これからの時代により重視される能力かもしれませんね。
気になるニュースメモ
・改正会社法成立、上場企業に社外取締役の設置を義務付け
事実に語らせるような骨太な本が少なくなったのも情報リテラシーが低くなった理由のひとつではないでしょうか。書店のベストセラーのほとんどが話題性を売りにしてることにも問題があると思います。
民間会社に60億円も税金を投入し、現行の大学入試センター試験を廃止する政府も記述式という字面だけ追っているように思います。大学の先生が、本気で考え抜いた試験が思考力を磨くのに役立たないはずないし、マスコミの報道でもプロが少子化時代に求められることに応えようとしているのかもっとさ掘り下げてほしいと個人的にはおもいます。
ご意見ありがとうございます。
>大学の先生が、本気で考え抜いた試験が思考力を磨くのに役立たないはずない
最近、国語の中学受験問題を見る機会があったのですが「よく考えられているなあ」と大変感心しました。大学の問題も同じはず。迷走しているのは過渡期にあるからかもしれませんね。失敗を糧に、官民一体となって理想とする教育を形作って欲しいと思います。
おっしゃるとおり中学入試も非常によく練られた問題が多いと私も思います。特に算数。中学で習う幾何や代数が色褪せて見える気がします。大人になってからも50分ほどで難問を解決する小学生を尊敬します。