「天皇機関説」事件読了

「天皇機関説」事件を読み終えました。

読書の良いところの1つは、点を取るための単語でしかなかったものを、意味のある出来事に変えてくれるところです。「「天皇機関説」事件(山崎雅弘)」はそんな一冊になってくれました。

本書は現代史が中心となるニュース検定に直接役立つ訳ではありません。しかし、ニュースの意味を理解するという視点から考えると、天皇機関説事件がどのような事件であったかを知ることは、非常に重要であると思えました。その道の泰斗と呼ばれる人がどんなに警鐘を鳴らしても、意味が理解できなければ鐘の音はうるさいだけになります。聴こえる耳にしてくれた、本書との出会いに感謝します。

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