「編集手帳」の文章術

将棋の練習方法に棋譜並べというものがあります。プロなどの1局の指し手を再現する練習方法で、強い人の指し手を”指に染み込ませる”意味もあります。故・村山聖九段を始めそうそうたる弟子を育てた名伯楽・森信雄七段も、上達方法として詰将棋と共に棋譜並べをあげています。

棋譜並べという言葉自体を知らなかった中学時代、私は新聞将棋を並べているうちに、いつの間にか有段者クラスの実力がついていました。残念ながらそこで成長は止まってしまいましたが。

文章にも同じことが言えないか。名文に接することで、そのリズムや美しさが自然と身につくのではないか。というわけで「「編集手帳」の文章術(竹内政明)」を読み始めました。編集手帳は読売新聞のコラムで、当時、竹内さんは名コラムニストとして名を馳せていました。

一見何の関係もない話から、本題につなげる文章術は名人芸。そこまでは望みませんが、普段のブログをもう少し読める文章にしたいなとは思っています。さて、効果はいかほどでしょうか。

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