なぜ選択を迷うのか
AとB、2つの選択があるとします。Aを選んでもBを選んでも、それなりに良い結果が出そうです。さあ、どちらを選びますか?
こうした選択が現実にある場合、私はかなり迷います。少しでも得になるのはどちらか、どちらの方がより自分に有利かを延々と考えてしまうからです。どちらを取っても後悔するのだから迷うだけ無駄、と言い聞かせるのですが中々変えられません。
以前は決断力のない自分を責めていましたが、最近は少し見方が変わりました。選択する前は、どちらも自分が手にしている状態で、選んだ瞬間、手にしていた物が1つ消えてしまう。選ぶことによって現実の物として手に残る反面、幻ではあっても手にしていたものを失うことに心理的抵抗があるのではないか、と考えるようになりました。何かを手にするより、何かを失う方が痛手なのかもしれません。
選ぶということは、未来を捨てることだと考えると決断が鈍るのも致し方ないと言えそうです。最も、AもBも選ばないということは、可能性はあるけれど現実には何も手にしていない状態を選ぶことになります。現実には何も手にしていない状態をいつまでも良しとできるかどうか。結局、A、B、どちらでもいいから手にしたいと考える時が来るならば、最初にどちらかを選んだ方が良いということになるのではないか。
題材を変えつつ、年中こんな事ばかり考えて生きています。
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